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1992-04-27 ああ、憧れの剣山林道篇[3]
_ 08:30
布団で寝たのでなかなか寝つけず(笑)、ちょっと寝坊。すでに身体がキャンプ生活を欲しているのかも。ま、おかげで気力は充実だ! おっしゃーっ。……が、なぜか頭がガンガンする。二日酔いだろーか? 大ビン1本で情けない話だなぁ。
_ 09:30
考えてみたら、SRX4で来たときには瀬戸大橋は渡ったけど、大鳴戸橋は渡ってない。つーことで、鳴戸見物に(いきなり観光……)。大鳴戸橋、「うーん、人類の英知」てな感じ(こればっか)。遠くから見ても、橋の下でゴーゴー渦巻いてるのがわかるし。こんなところによくぞ橋をかけたものだ。
潮観船に乗るには時間もカネももったないので、架橋記念館に入ってみる。うず潮の水中撮影映像に感激。あたしゃー、鳴戸のうず潮にカオスを見たよ、うん(流行はきちんとおさえる)。架橋記念館内で、観光案内からうず潮クイズ(笑)まで、現役でバリバリ大活躍のパソピア7(グリーンモニタ&プリンタ付)を発見。それも3台も。すごすぎる。うーむ、四国め、あなどれないヤツ。
_ 11:00
10:30にしてすでに空腹になってしまったので、高松でウドンを食うべぇ……と、西へ。が、途中に1本短い林道があったので寄ってみる。3日目だとゆーのに、まだ1本も林道走ってないもんね。ウォーミングアップといったところですか。うーん、林道は久し振りだなぁ。道はそこそこで、肩ならしには最適。ダンプが何台か通りすぎたほかは、交通量もなくて、おおむね快適。
出たところが大麻町ってとこで、「××会社大麻工場」とか、「大麻新鮮市場」とかが町のあちこちにあって、怪しさ満点な雰囲気(笑)。おまけに期せずしてお遍路さんルートに入ってしまったらしく、霊場をうっかり3つも通過してしまう(しかも、1番から順番に……)。南無。
_ 12:00
高松にはたどりつけないことが判明(あったりまえだ)。ま、ウドン屋なんてR11沿いにゴロゴロしてるしってことで、引田駅前にて食す。うーん、このコシ。このダシ。うまいなぁ。ウドンに乗ったナルト巻きに、ふたたびカオスを見る。ようはスケーリングの問題なのですよ(←内輪ウケ)。ちょっと足をのばして、お土産のウドンを発送。うし、ひと仕事終ったぞ(笑)。
朝からの頭痛がおさまらない、二日酔いじゃないや、こりゃ風邪だ。仕方なく薬を買った。四国初日から出費が多いのぅ。
_ 14:00
R11を白鳥まで戻って、R318を南下。途中から白鳥温泉を目指して西へ。こっちに短い林道が2本あるのだ。……で、気がつくと白鳥温泉への道なんてはずれちゃってて「だぁぁ」。なぁに、阿波に抜けるもう1本のがあるわい……と走るが、この道も発見できず。田舎道を延々と走らされる。先が思いやられるなぁ。途中に矢筈太郎兵衛林道とかいう変な名前の林道の案内があったので、らっき〜と思って入ったら、全鋪装。ナメとんのか、われ。でも、落石跡がほうぼうにあって、下りがえらい急勾配だったりして、かなり怖かった(鋪装されててよかったか?)。でもまぁ、ここまでのルート、間違えてばかりだったけど、新緑の山々を満喫できて、イイ気分になれた。車なんて、ぜんぜんすれちがわないもんなー。人が住んでんのかいな、ホンマに。
林道を出た先にある前山ダムのキャンプ場についたのが14:00。ちょっと早い(早すぎるわい!)かなーと思ったけど、宿泊とする。風邪を治さなければ……ちとつらいし。風邪薬を飲んで、テントを立てるのもめんどうで、芝生にゴロリ。ダムに遮られて風もないし、お日様ポカポカ暖かい……で、気づくと5時だし(笑)。バックミラーに写った顔は、早くも真っ黒。どひー。何やってんだか。
1992-04-26 ああ、憧れの剣山林道篇[2]
_ 04:00
小便をしている夢を見た。TOTOの便器が大写しになってる夢。「やべっ」と思って目を覚ますが、濡れてない。あぁ〜、よかった(笑)。どうやら予告編だった模様。外に出るのが面倒で、無理やり寝てしまうのはよくないね、やっぱ。あわてて外に出て、本編を上映(笑)。見上げると、満天の星空。カエルの大合唱。うーん、この生活にもどってきたぞ、って感じ。
_ 07:00
伊勢志摩スカイライン通ってリッチに伊勢を目指す。地図には原付¥700ってあるけど、¥720取られた(値上げか〜)。途中、ちょっと気になる看板が……「ここは自動車専用道です(中略)原付(中略)の通行を禁止します」って、をいをい。料金所のおっちゃんはすんなり通してくれたぞぉ。なんだぁ? こいつ、今、自動二輪として走ってるのかぁ? 交通量が少ない(というか、ない)からいいものの……あぶねーなぁ。真相はいかに。
_ 08:00
伊勢は鬼門だ。いままで2回来たけど、2回とも市内で迷って、出るのにひと苦労した。……が、今回は一度も迷わずに伊勢市内を通過。快挙! スカイライン通ったおかげかな? 帰りは通らずに試してみよう(をい)。
玉城町を抜ける県道を通って、R42→R368→R166。狭いけど、すいてて快調。思えばこのルート、5年前にSRX4で通ったのと同じだなぁ。前にCubで来たときに通った高見峠はパスして今回は普通にトンネルを通る。寒いんだよなー、このトンネル。うひゃー。
_ 11:00
R166を吉野の方にそれて、R370で五条へ。朝が早いから、だいたいこの時間に腹が減るね。今日は適当に中華料理で済ます(←はずれ。まず〜いでやんの)。
吉野からの県道は、吉野川がだんだん太くなるようすが見えて、楽し。考えてみたら、徳島にあるのも吉野川。どちらも同じ海にそそぐ、大きな川だ。しかし、この道通るのも、もう3度目か。飽きたなぁ。
_ 13:30
R24をずーっと西へ出て、和歌山。小松島へのフェリーに乗る。13:20に到着して手続きをすると、「はやく行け」と言われる。らっき〜。まさか13:30のに乗せてもらえるとは思わなかったぜ。船上ではDT50のひとり旅らしい女性(珍し)と会うが、好みじゃないので声をかけなかった(をい)。すぐに船室にひっこんで、ゴーゴー寝る。旅情もなにもあったもんじゃないし(笑)。
_ 16:00
フェリーを降りて悩む。南下すると30kmほどでキャンプ場がある。でも北の方の徳島市内には父方の実家があるのだ(何の連絡もいれてないけど)。で、「心のおもむくままに行こう!」と適当に走ったら、北上した(笑)。無意識に楽な方を選んでるな〜。スーダラ人生だし。途中で電話をいれて、突撃。よっしゃ、今夜は布団で寝られるぞ。
_ 17:00
徳島の実家に着。うーん、5年ぶり。田園地帯を迷いに迷って、結局迎えにきてもらう始末。これだから田舎の道は〜。で、焼肉とビールの歓待を受けて、へなへな。でも、突然の訪問で迷惑な話だったろーなー、と反省。旅の途中で寄ることになってるPC-VANのwce.さんに電話するが、出ず。困ったね。
布団に入ってから、四国の地図をはじめてひろげたが(をい)、ホントに林道の宝庫だし〜。最初は7日間もあって、もてあましちゃうかな、と思ってたけど、これじゃあ足らないかも(うはは)。
1992-04-25 ああ、憧れの剣山林道篇[1]
_ 前口上
全長80kmに及ぶダートとして、四国にある剣山スーパー林道はその筋には有名である。国内林道の王者(?)であり、林道ライダーにとっては聖地に等しい(オオゲサな……)。今回は4/25〜5/5の11日間という長期休暇を利用して、この剣山スーパー林道をはじめ、道路整備の遅れる林道天国(ゴメン>在住者のみなさん)、四国遠征を実行した。
Cub側の装備は前回と同様、前後輪にダンロップK860(CRM50用Fタイヤ)、リアサスとしてカヤバのガスショック(CB90向けレース用?)、プレスCub用の巨大リアキャリア。モンキーBAJAからとってきた、可倒式ステップとエンジンガードが茶目っ気を演出(笑)。もちろん、春のツーリングには欠かせないヤママルト印のナックルガード(ハンドルカバーともいう……)を装備。
地図には昭文社の「2輪車ツーリングマップ」、「関東」「関西」「中国・四国」の3冊を使用。初日は、神奈川県秦野市にある実家をスタートしています。
_ 07:00
ダイアン、初日は退屈なので、ツインピークスごっこでいくことにした。
回を重ねるごとに荷物が増えてるような気がするよ、ダイアン。だが、今回は最初からちゃんと前にも重石がわりの荷物を積んでいるので、バランスはとれている。前回の教訓を忘れないのは重要だ。だが、それでも普段乗ってる空荷のCubとはまったく別モノに感じる。BMWだとこういうことはないらしいが、これもCubの醍醐味だろう。
天気はよく晴れている。例によって出発前にはほとんど地図を見ていない。R246を沼津へ、それからR1に入ってひたすら西へ向かうことにする。
_ 11:30
掛川に到着した。藤枝市内がかなり渋滞していて、だいぶ体力を消耗した。おかげで空腹が耐えられない状態だ。ここで昼食をとることにする。浜松でウナギを食べるつもりだったのだが、早くも予定が狂ってしまった。ダイアン、予定よりも距離が伸びていないような気がするが、どうだろうか。今日中に鳥羽に渡れるのかどうか、不安になってくる。
_ 15:15
ダイアン、風がえらく強い。まるで台風なみで、向い風をくらうと全開にしても40km/hくらいしか出せない。R1の車のながれは単調で、昨夜が遅かったせいもあって、走りながらいねむりをしてしまった。時間は問題なさそうなことがここまでの捜査でわかったが、今度は風でフェリーが出ない可能性に不安になる。
だが、フェリーはまったく問題なく動いていた。例によってバイクは待ち時間なしだ。この優越感をどのように表現したらよいのかわからない。
_ 17:00
鳥羽に到着した。とりあえず、いつも利用している鳥羽キャンプセンターまでやってきたが、入り口にチェーンが張ってある。ダイアン、これには犯罪の匂いがする。たるんだチェーンを持ち上げると、下側にはCubが辛うじて通れるだけの隙間があくので、無理やり中に入ってしまった。キャンプ地にはだれもいない。水道の蛇口をひねるが、何も出てこない。ますます犯罪の匂いがする。ダイアン、今日はここに泊まることにする。
しかしダイアン、やはりツインピークスごっこは疲れる。明日からはいつもの調子にするよ。