1991-05-03 春雪の信州篇[3]
_ 05:00
例によって夜明けとともに目が覚める。寒いなぁ。テントをちょこっと開けて外を見る。
一瞬、目が点。をいをいをいをい。なんだ、こりゃぁ〜〜〜〜。一面の雪! いつの間につもったんだ?! おまけにまだ降ってるし。だぁぁ、もう知らん! ふてくされて寝る。一瞬、雪に閉じ込められて脱出できない状況がよぎるが、どーでもいいや、もう。勝手にしろ。
_ 10:00
陽は出た。雪も融けた。続々とやってくるレジャー客。あー、よかった。きっとアレは夢だったのよ、ねね? しかし、このクソ寒いのにけっこうキャンプ客が多いのだ。たいてい家族連れ。もちろんはしゃぎまわってるのは子供たちだけである。家族サービスもここまでくると地獄ですねぇ >お父さん
そそくさと出発。今日は遅くなったので妙義荒船林道から、ガンガン北上して草津を目指す。もー、怖いモン知らず。林道つっても有料なので、どーせ全舗装だろうとたかをくくっていたら、入っていきなり3kmのダート。合計で10kmくらいはダートか。悪くないね。整備状態も「そこそこ」なので、朝から気持ちよく走らせていただきました。でも、2輪一律410円は高すぎるな。ふつー原付は100円でしょう(笑)。
_ 12:00
軽井沢。ここほどCubの似合わない土地もなかろう。浮いてしまうので、パス。そのままR146を北上する。浅間山が近い。浅間といえば、記念すべき浅間火山レースの跡と、「丘を越えて」である(唄う唄う)。レース場跡、見に行きたかったな。資料持ってこなかったから、どのへんにあるのかわかんないや(しくしく)。北軽井沢で、さびれた定食屋をみつけて昼食。こういうところだと浮かない:-)
定食屋のTVは天候の回復を伝える。が、長野で平年より12度低いだと。なんか、行く先々で異常気象まきおこしてんね >をれ
_ 14:00
しかし、北上するにつれ、空はどんよりと曇ってくる。
草津着。草津←→熊の湯は吹雪のために通行止めだそうで、雪の壁の間を走るという夢ははかなく消える。志賀高原くらい見せてくれてもいいぢゃないか(うるうる)。もっとも、草津ですでに吹雪!なのだ。止まっていてもシールドに雪が積もって前がよく見えない。雪にけぶる温泉街。なんか、気持ちいいなぁ……。ウトウト
……はっ! い、いかん。眠ったら死ぬぞ。
これ以上北へはいけそうもないので、とりあえず草津道路(往復しても100円さっ)を下って、西へ。
_ 15:00
R144を西へ。鳥居峠も吹雪。両わきの山の斜面にはしっかり雪が積もってるし、スキー場のゲレンデはスノーマシンでそこだけ妙に白く、まるで山が「あかんべー」をしてるみたいだ。大きなお世話ぢゃよ、ふん。本降りになってきたので、カッパを着る。あまりの寒さにカッパがバリバリに固くなってる。うー、死む……。
_ 17:00
長野市のあたりでキャンプ……と思ったら、このあたりにはなんにもないでやんの。結局だらだらと更埴市をすぎて、聖高原の手前、大池キャンプ場まで来てしまう。雪はやんだが、吐く息は白い。
ここではやっと相棒が見つかった。連休が始まったからね。いっしょになったのは川崎の新セロー氏。うーん。新型セローはカッコイイなぁ。22:00まで焚火を囲んで酒を呑む。こーでなくちゃいかん。