SUPERCUB Tourists! 〜 カブに乗って旅に出よう!

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このサイトは、ホンダの名車「スーパーカブ」を使って旅をすることをテーマにしています。主なコンテンツはツーリングレポートです。ツーリングレポートは左の一覧から。それ以外のコンテンツは上のメニューバーからたどれます。


1996-12-03 第2回Cub's Meeting手抜きレポート

_ 鈴鹿に集まった古いカブたち

会場に入って最初に目に入ったのが、ずらりと並んだOHVカブ。 Meeting自体が大阪のOHVカブ主体のCub's Club主催なので、自然と主役は古いカブになる。 実際、現行カブは数えるほどしかないのであった。

ずら〜っとならんだカブ。これ、ぜんぶ昔のOHVカブです。 みんな思い思いのドレスアップをしています。

今のカブと一番違うのは、この顔立ちでしょう。 これはかなり好きなので、復刻してほしいな。

こんなアレンジもありか!? 変に昔のままにこだわって乗られるより、 こんな感じに乗られる方がカブらしいかもネ。

OHVカブの誕生前にあった、Fカブ。 ただの自転車に見えますが……

ちゃんとエンジン付いてます。

_ 色々なカブ

会場にマシンを落ち着けていると、近づいてきた一人の男性がうちのカブのフロントタイヤを指さして 「このタイヤ、(フェンダーに)擦りません?」。聞けば、うちのとほぼ同じカスタムを拾ったC90に対して 行なっている最中とのこと。いろいろアドバイスしてあげました。しかし、まさか同類がいるとは 思わなかったな(笑)。モーターショウの影響らしいけど。ともあれ、OHVカブだけじゃなく、 いろんなカブが来ています。

以前から憧れていたCR110。 まぁ、カブとは違うけど、 かつてホンダの作ったすんごいバイクなのだ。

このでかいヘッドを見よ。 なんたって、50ccのくせにDOHCカムギヤトレイン。 今回はかつてない数のCR110が集まったのだそうだ。

遠来賞をもらった北九州の方のカブ。 ツーリングカブの中では主流の「箱派」に属します。 ちなみに私は林道を走るので、 荷物が中で暴れない「バッグ派」です:-)

これはすごいナンバーだなぁ。 もしかするとカブと同じ歴史があるのでしょうか。

モーターショウに出ていたオフカブ。 ここまでやれば林道も楽勝だろうなー。 まぁ、「やりすぎ」だと思うけど:-P ちなみにうちの方が先ですから(笑)。

これはカブレーサー。 何台か出ていたけど、フレームがそのままなコイツが好き。 リアサスがうちのカブと同じだ。

_ ホンダ・コレクション・ホール

会場は、ホンダの製品を展示したコレクション・ホールの前。 参加者にはここへの入場券が付きます。 中には、古いのから新しいのまで、さまざまなホンダが見られます。 いっぱい撮ったけど、主にカブ関連の写真だけ。

もっとも初期型のカブC100。 こんなすてきな色使いだったんだよな。今でも売れると思うけどねー。 対象マーケットがぜんぜん違う時代だったんだ。

アメリカに輸出された最初のカブ。 こんないい赤!! なんで国内で売らんの〜。

初期型のモンキー。これもカブの仲間。 うしろに見えるのはラッタッタ〜♪のロードパルだ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

なにわ株主 [はじめまして。物凄く貴重な投稿画像ですね~! 主催していたカブズクラブの会長さんがなにわ株主に在籍しています。この..]

岸原 啓一 [恐れ入ります、このイベントを主催した岸原です!このような素晴らしいブログ作って下さりありがとうございます!今まで知ら..]


1996-12-02 番外篇:Cub's Meeting見聞録[3]

_ 07:30

8時のフェリーに乗るために、早めのチェックアウト。何度も往復するのはいやなので、部屋で装備を全部身につけて荷物を抱えて出てきたら汗だくになってしまった。こんなカッコウで走ってても寒いんだから、今回の寒気団ははんぱじゃないよなぁ。

ほんの5分も走ってフェリーへ。フェリー乗り場で土産の赤福が買えた。ゆうべは食事を終えたらもう店が閉まっちゃって、あきらめてたんだけどね、偉いぞ伊勢湾フェリーの売店。船は定時に出航。船内のTVでは、各地で降り積もった雪の映像がつぎつぎと流れる。名古屋……すごい……道路もあちこちで通行止めだし。通らなくて良かった……。こっちを回ろうという虫の知らせに従って良かったなぁ(嘘つけ)。船も、最初は静かだったけど、なかばにさしかかると荒れてくる。船腹で波が砕け、しぶきが甲板にどぱーっとかかる。すげー。

_ 09:00

伊良湖。海は荒れていたけど、ここはそうでもない。時々陽もさす。風はまだまだ強いけど、突風はない。この時間だと車も少なくて、なんと30分間、足を着かずに走り続けた(笑)。R42→R1へ。ここからはもと来た道をひたすら帰るだけだ。バイパスを使いまくってブンブン飛ばす。11時ごろ給油したとき、スタンドのおばちゃんとの会話。「どこまで行くの」「神奈川」「じゃあ、東名使ったらすぐねぇ」「……(乗れればね)」。

_ 13:00

静岡のロイヤルホストで昼食。平日なので、店の中は営業途中の人が多いみたい、ほうぼうで携帯が鳴る。すいませんね、遊んでて。でも寒いんですよ(でも店の中ではカッパ脱げよ >おれ)。ペース的にはまぁまぁかな。天気もいいし。頭がかゆいのが難点。setaのメットって、なんか内装がぽろぽろはげてくるんだよな。これが実にかゆいのだ。やっぱアライかショーエイじゃないとダメっすかね。好きなんだけどな、seta。

カブの距離計は19,000kmを越えた。さすがに20,000km近くなると不調が目立つな。帰ったら重整備しないといかんね。

_ 17:30

自宅到着。ああ〜、なんか気が張ってて走ってる間は疲れたとかあんまり感じなかったけど、やっぱ帰ってくるとへろへろ〜っとなるなー。いやー、今回はキツかった。時間に追われるようなツーリングはいかんね。ましてこの気候だし。今度はもっと暖かいときにしてくれ〜 >Cub's Meeting主催者


1996-12-01 番外篇:Cub's Meeting見聞録[2]

_ 06:00

最初はそこそこ薄着で寝てたんだけど、寒さで目が覚めるたびに服を着込む。冬のキャンプでは、眠りはどうしてもとぎれとぎれになる。4:30ごろ、最後のパーカーを着てしまい、「あと30分寝たら起きて出発しよう……」と考えてふたたびシュラフの中へ。が、たいしてたたないうちに例の集団が騒ぎ始める。「おいおい、5時から活動開始かよ。まぁいいや、いい目覚ましになった、起きようっ」と思ったらなんと6時(笑)。この寒さの中で、まさか寝坊するとは思わなかったぞ〜。こりゃ遅刻確実だ〜。

_ 07:00

慌てて撤営して、出発。なんか、寒すぎて気持ちが悪いような……。R23をこのまま進んで、R1との合流地点までいくつもり。風は相変わらず強い。寒い!! でも、田舎町って感じ交通量は少ないので、風に飛ばされても大丈夫だよ〜ん(そういう問題ではない)。

_ 08:00

知立バイパスという道にはいる。同じR23でもこっちはぜんぜん違う、なんだこれ、高速道路じゃんか。でも、原付が禁止されてるだけで、小型二輪はよさそう。自信ないけど……途中でCD70を抜いたから大丈夫だろう(お互いにそう思ってる可能性あり)。とにかく、そんな三車線も四車線もある東名高速よりよっぽど立派な道路を60〜70km/hでぶっとばす。これくらい出してないと抜いていく車との速度差がありすぎてかえって危ない。距離が稼げるのはいいけど、すげー怖い。名古屋人、なに考えとんねん。

8:30、やっとR1に。とつぜん道が細くなり、交通量も激減。ああ……のどかだ……。このままR23を行っちゃった方が近かったけど、このままじゃ神経が持たんわ。

_ 09:00

♪せくしゃ〜る、ばぁ〜いおれ〜っと。って唄ってる場合じゃないですよ、の桑名。あーあ、遅刻しちゃったよ。とほほ。まぁ、遅れていってもなんの問題もないんだろうけど、遅刻するとなんか悔しい性格なので。

_ 10:00

鈴鹿。いやー、やっと着いたよ。結局1時間遅れか、ちょうど寝坊した分ですな(笑)。周辺はやはりホンダのディーラーが多いし、走ってるのもホンダが多いような。そういえばこのカブも、たぶん(最後の)鈴鹿生まれだと思った。期せずして里帰りになったねぇ。家からきっちり400kmだ。

Cub's Meetingの会場は鈴鹿サーキットのホンダコレクションホール前の駐車場。あるわあるわ、これ、全部カブか!! ともあれ、Meetingのレポートはこちら(写真ばっかり、手抜きです:-)。Cub-MLの鷲谷さんや杉山さんに会ったり、開発者の方に無茶な要望を出したり、人間らしいメシを食ったり(笑)、いろいろしました。しかし寒いな〜。

_ 14:30

各種表彰がほぼ終わり(何ももらえず。とほー)、くじ引きやじゃんけん大会になだれ込みそうな気配になったので、そろそろ帰ることにする。最後までいたら鈴鹿市を出る前に日が暮れてしまいそうだ。ここで帰るとCR110のエンジン音を聞き逃すことになるけどしかたがない。風を避けて、コレクションホールの中で帰りのルートを検討。んー、やっぱ来た道をそのまま帰るのって面白くないよなぁ。南に下って、鳥羽からフェリーで伊良湖に渡る例のコースにしよう。てわけで、R23に戻る。風が強いぞ〜、流されるぅぅ〜。

_ 16:30

まだまだ寒いけど……もういいかげん慣れたよ(笑)。意識すると「ああ、寒いな」って思うんだけど、走ってるときはひたすら前を見てアクセルとブレーキにだけ意識が集中してるから、もうなんにも感じない。途中からは風も弱まって、快調に飛ばしまくる。そういえば今回、初めて伊勢・志摩スカイラインが自動車専用道だということが判明。でも私、この道をこのカブで走ったことが何度もあります(笑)。料金所のおじさんもちゃんと通してくれました(おいおい)。でも知ってしまったらもう走れないんだなぁ。寂しい……。

というわけで鳥羽到着。もう進めませんな。ここは海岸沿いの寒風吹きすさぶキャンプ場しかないのを知ってるから、さくっとビジネスホテルに宿泊を決める。朝飯なしの素泊まり。さすがに今日もキャンプってのはつらいだろうな。冬のツーリングは、時々リラックスできないとダメだなー、やっぱ……ってもうしないって(ホント?)。

何はなくとも、とにかく風呂。風呂風呂風呂。あ〜、あたたかい〜、この世にこんな暖かいものがあったのか〜。からだが溶ける〜、このままおれが行方不明になったら、風呂で溶けて太平洋に流れちゃったと思ってくれぇ。風呂から上がったら、ミソカツ食って(このへんは名古屋文化圏)、あとはただ寝る。明日は一番のフェリーで伊良湖に渡るのだ。