SUPERCUB Tourists! 〜 カブに乗って旅に出よう!

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1992-05-02 ああ、憧れの剣山林道篇[8]

_ 07:30

となりのテントだったアルティシア氏、起きてみると、テントのわきに正座して朝食をとってあらせられる。変なヤツだと思ってたけど、ホントに変なヤツ(笑)。昨夜の夢は、絶滅寸前のナディア(笑)が珊瑚礁の浜辺で拾われて、日本人親子に育てられるとゆー、「不思議の海のナディア」と「遠い海から来たCOO」が合体したストーリー。シュールな上に、ヲタクだなぁ(とほほ)。

_ 08:30

今日はガンガン東へいくぞ。一路、高知市へ!……とゆーことで、R197経由でR56に出ようと思ったら、いつのまにか四万十川を下っているとゆー。ま、ええか(ええかげーん)。このまま窪川からR56に入ろう。うすく雲がかかっていて、ごっつ寒い。ええかげんついでに、スーダラ節を唄いながら走る。

_ 10:00

R56は快調。途中、DT50のおっさんライダーとしばらく並走するが、このおっさん、超下手クソなうえに、すっげー足が短い(をい)。DT50でさえ、爪先がツンツンだし。怖いから離れて走ろっと……。

高知市内で渋滞にもまれるのもヤだし、一刻も早く太平洋を拝みたいので、途中でてきとーに右折。が、田舎道に迷い込んで、なかなか海にたどりつけない。あー、こら。曲るなっ>そこの道

_ 11:00

桂浜。アイスクリンを食べながら、坂本龍馬と並んで海を見る。続いて昼食にカツヲのたたき定食(うめぇなぁ、本場モンは)。をを、なんか観光してるし。ただし、闘犬見物はパス。あとは、海沿いを安芸へ。アイスクリンの看板、「1+1=1」は謎である(どーゆー意味だ?)。

_ 13:00

安芸から折れて、張川林道へ。ずばり、剣山へのアプローチでしょう。でも、ただのアプローチ用の林道だと思ったら大間違いで、すばらしく良い道なのだ。飛ばし屋のためにあるような、フラットでゆるい坂。いけ〜〜っ! ラストの上りにかかると、やや小石が多くなるが、どこまでも走りやすい。途中で休んでいたセロー氏と雑談。剣山から来たとのこと。「(剣山は)ここよりイイ道ですよ」とのこと。ほほー。

張川を出ると、ほぼ全鋪装の伊尾木林道へ。なぁに、すぐに次の東川千本谷林道や……と思ってたのに、どこまで〜も下る。途中ですれちがった車に道を聞かれる。「この先はどこに着く?」「安芸ですよ」「徳島に行けるんとちゃうの?」「徳島はぼくの向かってる方向ですが?」。

で、また下る。どんどん下る。なんか、下りすぎてるよーな気が……。あれ? 北上してるハズなのに、なんで太陽が右手にあるの?(笑) ずがーん、さっきの車に大嘘こいちゃったじゃないかー。安芸に向かってんのはこっちの方だ。また安芸にもどるところだった〜。げー、30分もロスった。今日中に剣山に入るのはもはや不可能……。

_ 15:30

あわてて引き返して、やっと東川千本谷林道へ。早く抜けないと、遅くなるぅ……とゆー時に限って、ひっでー道だし。小石ゴロゴロで急勾配。もー、張川林道を見習えよっ。

ヒーヒーいいながら峠についたのが16:00。振り返った眺め、実にヨシ。小股の切れ上がったV字谷である(なんだそりゃー)。後ろから追いかけてきた爆音XR250を先に行かせてから、トンネルを抜けて下りへ。どんどん小石が少なくなって、最後には張川なみの良い道に。最初からこーせぃ!

しかし、コイツは長かった。R195まで、びっちりダートで、鋪装路のアプローチなし。これだけは褒めたる(笑)。

_ 17:00

剣山に後ろ髪をひかれつつ、R195を東へ。途中で右に入って美那川キャンプ上へ。なんかえらく立派なキャンプ場で、¥1050もとられる。まー、風呂つきだし、いいか……と思ったら岩風呂は別料金(¥350)だって。ケチ! ボッタクリ! GW真っ只中ということで家族連れが多く、賑やか。でも、一人でバイクってのは自分だけ。寂しいなぁ。

ま、それでも岩風呂に入ってさっぱり。あー、極楽。風呂の中で、夫婦できてるという新婚ほやほやの兄ちゃんや、はじめて娘をキャンプに連れてきた元ボーイスカウトのおっさんなんかと話をする。なんかいいよね、こーゆーの。

さー、明日はいよいよ、メインイベント。待ってましたの剣山だ! ひゃっほう!