SUPERCUB Tourists! 〜 カブに乗って旅に出よう!

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1992-04-28 ああ、憧れの剣山林道篇[4]

_ 07:30

昨夜はひと雨降ったみたいやな。ま、夜のうちの雨なんて、どーでもよろし。今日も快晴。風邪も治ったみたいやし、Let's Go!!や。あ……なんか関西弁モディがついてるな……。関西弁好きだから、こっちにくると関西弁モードに入っちゃうんだよなぁ。

_ 09:30

南下してR193に入る。美郷村のR193は10%を軽く越す急坂でヒーヒー。こんな国道ありか? 途中でR439を西へ。オイシイものは後にとっておくというセオリーにのっとって、今回の目的である剣山スーパー林道はあえて避ける。

……が、木屋平村で路肩決壊のため通行止め。あ〜〜ん、あと2kmで大合実平林道が口あけて待ってるとゆーのに〜。剣山が呼んでいるのか?(笑) 仕方がないので、穴吹町方面への県道で迂回することにしよ。

_ 11:00

ええかげん腹減った……。

途中から一宇村に抜ける道があるように見えるんだよね(アテにならない勘とゆーやつ)。これが抜けられれば、迂回路がかなり短くできる。で、1速でもヒーヒーな道をズンズンあがる。途中から未鋪装になって、ラッキー。予定外の林道に入れた!……が、剪宇峠手前でチョンっと道が切れる。が〜ん。しばし呆然。まー、谷の名前が「北又」だし。紀伊半島の北又林道でのことを考えれば、この名前は避けるべきだと気づくべきだったよね。とほほ。

道の終点ちょっと手前の、大蛇発見を記念(?)する祠でひと休み。長さ10メートル、胴まわり1メートルだと。ひぇ。あまりお目にかかりたくないねぇ。でも、ネッシー、雪男と並べて「世界3大怪獣」を名乗るには、身贔屓のしすぎ(笑)。こんな人里離れたとことにあって、この碑文、誰が読むのやら。なんか、貴重な発見をしてしまったぜい。

しかし、思えばスーパー林道を避けたがゆえのおおボケ続き。ガキの頃、剣山登山にやってきて、山小屋で食べたゆで卵でジンマシンを出して以来、剣山とは相性が悪いのだろうか? 結局、端山に抜ける県道で迂回を完了。

_ 13:00

途中のうらびれたウドン屋で、遅いメシ。なんか、ここんとこ昼メシが貧弱だぞ。まともな栄養取れるのは昼メシしかないんだから。朝はパンだし、夜はレトルト食品だし。

ひと息ついて、今度こそ!の白井林道へ。細い鋪装路を延々と上って、小島峠までついてしまう。ズガーン。全鋪装?……と思ったら、下りの途中からダート開始。いやー、下りは嫌いよぉ。わだちが深い急坂だし、くそー、やっぱ何か変だ〜。調子狂ってるぞ。

_ 15:00

R439に出て、立て続けに深渕落合林道へ。観光名所「かずら橋」はガキの頃に見たからパス。途中、「落合へ」との看板に従って上りはじめたら、途中でチョン。またもやズガーン。1本手前の道だったのかー、これ(でも県道なんだぜ)。山の上の方の数件の農家のための道らしい。信じらんねーよな。間違えたことに気づくまで、枝道を3本もアタックしてしまう。どれも撃沈。なんでこんな山の上でまで農業をやらんといかんのやろか?

正しい深渕落合林道は、これもえらい急坂を延々と上る。「これも全鋪装か!?」と思ったら、ええかげん飽きた頃にダートに。けっこう整備がゆきとどいていて、走りやすい(急坂だけど)。落合峠で一服。ここから振り返った南斜面の景色はスゴイ! まさに雄大な自然ってヤツ。周囲の山々が高いからかも。うーん、さいこー。飽きないぞぉ。

_ 17:00

下りのはじめは道が悪くて四苦八苦。しっかし、対向車は2台の車のみ。バイクはどこへいったんだ。ラストの方はフラットでかたく、けっこうとばせる。鋪装路になってもズンズン走ってたら、勢い余って浅敷峠まで出てしまう。あれ? 深渕キャンプ場を過ぎちゃった? あそこで泊まるつもりなのに。

たかだか数km行きすぎただけなのでもどってみたが、ほとんど廃屋寸前のバンガローのみ。夏でもあいてるかどうか疑問符な感じ。またもや水なしというのもヤなので、浅敷峠から風呂塔へ、町営のキャンプ場で泊。あいかわらずシーズンオフなので、管理人はナシ。で、他のキャンパーもゼロ。また一人ぽっち? もー、人恋しいようん。

キャンプ場は水アリ、水洗(!)トイレあり、で小さいけれど上等な部類。ただし、サイトの整地がなってないあたりで、ポインツさげてるぞ>三加茂町。