SUPERCUB Tourists! 〜 カブに乗って旅に出よう!

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1991-08-17 日光[方面]篇[4]

_ 07:30

朝食をとると、どうしてもこの時間の出発になっちゃうね。空はどんより、今にも降り出しそう。軽くCubの点検をする。タイヤの空気圧がだいぶ減っていたのでちょっと足す(ポンプまで持ってきてんのか……)。荷物を積むと、ハンドルが「ぎぎ〜」と鳴く。ステアリングヘッドがイッちまたのかなぁ(とほほ)。

甲子方面に少し戻って、羽鳥湖へ抜けるショートカット林道を目指す。すぐに霧が出てきて、クラクラ。前が見えんぞ〜。おまけにクソ寒いしぃ。

_ 09:00

ええかげん登ったところで、突然、霧の中からナゾの洋館が! ひえ〜。……と思ったら、羽鳥湖スキー場のロッジだった。無人のスキー場って、不気味やなー。地面剥き出しのゲレンデが痛々しい。登りは荒れ荒れの道だったのに、スキー場へのルートは広々としていて、フラット。すぐに舗装されちゃうんだろう。ったく、冬の間、スキーをするためだけにこんなに派手に開発しやがって。バチがあたるぞ、ほんま。

_ 10:00

羽鳥湖から左におれて、すぐに北へ。これは猪苗代湖へのショートカット。雲は切れはじめて、やっと暖かくなってくる。すぐにダートになって、「けっこう荒れた林道やなー」と思っていたら、道ばたに県道の標識。えー!? こんな県道があっていいのかー?

峠の向こうはすぐに舗装になっちゃって、しくしく。R294に出ると左に折れて、すぐに南へ逆戻り(笑)。変なルートである。標高はぐんぐんあがるけど、ちっとも舗装が切れない。とうとう高原地帯に出てしまう。一面、高原野菜畑。林道目指して上がってきたのに、なんで高原野菜みなきゃあかんのや(まー、眺めはいいけど)。ぶるぶる震えながら、高原横断。うひー、寒い。

_ 11:00

高原を抜けると、ようやくダートになる。北へ下る前に、安藤峠までちょっと戻る。すっかり晴れて(寒いけど)気分がいいので、ここでお茶などたててみる(リプトンのティーバッグでなにいっとるか)。いいねぇ。優雅だねぇ……などと気どっていると、盛大な土ぼこりとともに4駆軍団が登場。声をかけられるが、生理的に嫌いな連中なので、自然と不機嫌な声になってしまう(笑)。人がいい気分でお茶しとるのに。プンプン。

あとは、北。会津若松方面に下る。わりと長くて荒れ気味の、好きなタイプの道。こんどは登ってみたいのう。途中、3台の自家用車に道をきかれる。なんなんだ。確かに会津若松から間違って入りやすい道だけど、こんな林道に深く入りこんでから疑問に思うなよ。どれもフルムーン風の初老の夫婦である。何かあんのかな?

_ 12:00

会津若松市。メシが食いたい……と、うろうろ。お盆で休みが多い。ここって、観光地じゃなかったのかなー。で、結局、富士通会津工場向いの中華料理屋へ(なぜっ)。夏休み出勤族目当てか?(あのな)。あああ、池田高校が負けてしまった。

R49→R294へ。R294はガラガラ。快調に飛ばせる。これじゃー、R49で郡山の渋滞を抜けてるヤツなんか、ただのアホやな。とにかく、このままひたすら南下することに。ここは猪苗代だから、以前の東北行のデータからすれば家まで350kmある。もちっと戻っておかないと、明日がしんどい。やっぱ、5日じゃ短いよなぁ。

_ 16:00

白河。あー、こんな時間になって町中に入っちゃって、おまけに迷うし(あほー)。なんとか抜け出して、ふたたびR294を南下。キャンプ場のアテはない。こーなったら、どっか適当に林道を見つけて、テントを張るしかあるまい。

_ 17:00

その林道がないのだな。「これか!?」と思って入った道が、上の方では採石場で、ガーガーと作業中だったり(土曜日に働いてんなよぉ)、ぐるっとまわって国道に戻ってきちゃったり(目的のわからん道だ)。

なんだかんだで、やっとそれらしい道に入る。豆沢林道とでている。でも、地図を見ると、すぐに向こうの白河関に抜けてしまうルートらしい。それは避けたいので、枝道を見つけて入る。行き止まりの小さな広場。しょうがない、ここにしよう。水もないけど、がまんだ。

いつもは他のキャンパーに「やかましー!」つってるんだけど(小心者なので、面と向かってはいえませんが……)、逆にこういう場所だと人恋しい。上を飛ぶ鳥がはばたく音にもビクッとしてしまったり。わがままだよな。そいうえば、今回は1度もバイク乗りと一緒のキャンプにならなかったという意味でも寂しいなぁ。あー、なんか曇ってきたし……降るなよー >雨 夜中に撤退なんて、やだからなー(この場所は雨に弱そうなのだ)。