SUPERCUB Tourists! 〜 カブに乗って旅に出よう!

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このサイトは、ホンダの名車「スーパーカブ」を使って旅をすることをテーマにしています。主なコンテンツはツーリングレポートです。ツーリングレポートは左の一覧から。それ以外のコンテンツは上のメニューバーからたどれます。


1990-01-04 リンク

_ カブ関連のリンク

……はhttp://www.supercub.net/の方をご覧ください。

_ バイク関連のリンク

  • yama-sanさんの『2輪4輪林道ツーリングガイド
    • 林道関係の情報満載、リンクも充実。非常に詳しいマップ付きの林道案内が少しずつ増えていっています。林道ツーリング派は要チェック!!
  • Honkiさんの『HONOKI homepage
    • FTR250で旅をするHonkiさんのホームページには、ツーリング関連の情報がたくさん。ツーリングの部屋にある「私の理想とするツーリングバイク」では、理想のかなりの部分がカブに重なることに頷きながら読んでしまいます。ツーレポもたくさんあります。
  • motor's park TOP
    • 私のカブがお世話になっているバイク屋さんのホームページ。大型車や逆輸入車がメインですが、人づてで紹介してもらった関係で、カブのモディファイやメンテをしてもらってます。優しい店長さんと腕のいいメカニックのいる、いいお店です。でも年に2、3回しか行かないので、私はあまりいい客じゃないね(笑)。
  • 中川竜二郎さんの『Motor Cycle Yellow Page
    • 個人のバイク関連ホームページがいっぱいです。
  • 薄野原さんの『薄野原★のさんぽ道
    • わたしのページに影響を受けて林道に入るようになったそうです。関東近郊の林道情報が多くていいですね。
  • カブでどこかへ・・・
    • 私と同じように……いや、はるかに多くの林道ツーリングへカブで出かけています。写真も多く、林道ツーリングのガイドとしてもとても重宝します。

1990-01-03 C90 4速化手術

_ 3速ミッションのC90を4速ミッション化したのでその手順を以下に掲載します。

C90には3速ミッションのモデルしかありません。しかし乗ってみるとわかりますが、1速は低すぎ、3速は最高速度を稼ぐために高めのギヤ比になっているので、各ギヤのつながりが非常に悪いのです。ちょっと勾配の大きな坂道を登る時など、3速では登れないのに2速では回りすぎてしまうということが多々あります。カブの最大排気量である100EX(通称タイカブ)は4速なので、このギヤに載せ替えられたら……というのがこの改造の主眼です。

しかし、C90と100EXはかなり異なります。くわしくは以下に述べますが、クラッチの位置が違うのです。これを見て、この換装は不可能であると結論づけるショップは多いそうです。しかし、実は換装が可能であることが、今回の改造で明らかになりました。

ここには、あえて実際にミッションを組み込んだようすだけを写真で紹介しました。というのも、この改造はショップでパーツを買って組み込むだけの簡単なものではなく、ミッションケースを割って、組み立て直す技術が必要なためです。つまり、自分でこの改造をする人は、カブのエンジンを完全に分解して、組み立て直すだけの技量を持っていなければならないし、そうでない人は手を出すべきではないからです。そこで、それだけの知識を持っている人ならばわかる最低の情報だけを掲載しました。

この改造には部品代だけで4万円弱の費用が必要です。その他に特殊工具等も必要ですので一般的な改造とはいえません。私も自分ではとてもできないため、考案者であるスギヤマさんにお願いしてやっていただきました。この件について質問をされても私には答えられないので、ご了承下さい。また、この改造を行って仮に取り返しのつかないことになっても、私はいっさい責任を取りません

2004年3月追記: ここであげたタイカブを使用した4速化は、すでにタイカブのカウンターシャフトがメーカー欠品のため、実現が難しくなったようです。C50カスタムのカウンターシャフトが流用可能ではないかという意見がありますが、私は検証していません。


写真をクリックすると大きな写真が見られます。

部品比較(1) 4速ミッション(左)と3速ミッション(右)の比較。このパーツ(カウンターシャフト)はギアの数が異なるだけでシャフトの長さは同じ。差し替えるだけで4速化に支障はない。

部品比較(2) 一方、こちらのパーツ(メインシャフト)はシャフトの長さが大きく違う。上が4速ミッション用で、下が3速ミッション用。4速ミッション用の方がはるかに長い。

4速ミッション 3速ミッション こちらはケースに組み込んだ状態での比較。左は3速ミッションを組み込んだケース、右は4速ミッション。中央のシャフトの長さの違いがわかるだろうか。この違いは、C90と100EXのクラッチ位置の違いによる。C90(C50やC70も)のクラッチは左端のシャフトの先、つまりクランクシャフトに直接ついている。一方100EXのクラッチは、ミッション側にクラッチが付いている。おそらく100EXの方がトルクが大きいので、クランクシャフトにクラッチをつけた場合に耐久性に問題が出るからではないかと考えられる。この違いを見て、C90の4速化にはケース内の全パーツを100EXに変えなければならないので「不可能」と結論づけてしまうのは、常識的にみて当然だ。

スペーサー(2) スペーサー(1) しかし、案ずるよりも生むが易し。写真を見て欲しい。左の写真はとりあえずクラッチはC90と同じクランクシャフトにつけることにして、他のパーツを組み込みはじめたところ。ご覧のように、ミッションのシャフト上にギヤを載せても、まだシャフトの上部に空間が余っている。しかし、クランクシャフトには従来通りクラッチを付けるだけの空間は十分に残っている。そこで、ギヤのシャフトの上に左の写真のようにクラッチと同じ厚さのスペーサーをかませてクラッチを止めるナットで締めた。


以上でC90の4速化手術は完了です。あとはケースを閉じて、シリンダーやピストン、ヘッドを組みつけて車体に載せるだけ(と、簡単そうに書いているけど、繰り返すように私にはできません)。通常のカブと同じように、走行中は4速からニュートラルに入らないし、操作性は3速の時とまったく変わりません。

一方、乗り味は別物のようにガラリと変わります。ギヤ比は1速は変わらず、2、3速が低めになるので、1→2→3速のつながりが非常に良くなります。特に2速のフィーリングは特筆もので、他の4速化C90オーナーにも評判が高いようです。そして4速はノーマルの3速よりも高いので、最高速度がやや上がります。このため、全速で飛ばしているときにはブレーキがプアに感じるかもしれません。個人的には、最低でもタイヤをグレードアップして、制動力を高めておくべきだと思います。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

Timur64 [Доброго времени! Наткнулся на сайт одной канторы которая..]


1990-01-02 モディファイ & メンテナンス

_ ここには、カブでツーリングをするにあたってのメンテナンスについてと、ツーリング仕様のカブを作るためのモディファイのアイデアを書いています。私のカブは90なので、50や70とはちょっと設計が違うところがあり、ここに書いたパーツがそのまま使えるとは限りません。90と50/70との違いはわかる範囲で書いておきますが、モディファイは各自のリスクで行なってください。また、私は林道ツーリングが主体なので(ついたあだ名が「林道丸」)、カスタムの方向性もラフロード走行に適するように行なっています。そのあたりもご注意ください。

_ メンテナンス

メンテナンスといっても、きわめて頑丈なバイクですから、デリケートな面はほとんどありません。1500〜2500km程度ごとにきちんとオイルを換えること(高いオイルである必要はありません、HONDA純正の安いヤツが一番合います:-)。それから普段はカバーに隠れて意外と目の届かないチェーンのオイルと弛みのチェック。この程度で十分でしょう。

特にオイルはけっこう重要です。バイク屋に「ちょっと調子が悪いんだけど」とカブが持ち込まれたので、ドレンを開けてみたら一滴もオイルが出てこなかった……なんていう話があるくらいに、オイルの役目をするものが入ってさえいればそこそこ走ってしまうカブですが、排気量が小さいせいか、実は交換するだけでかなり調子がよくなります。

チェーンは大きなバイクが使っているシールチェーンではないので、けっこう頻繁に伸びてしまいます。ツーリング中でも時々チェックして、適度な張りを持たせておきましょう。

_ モディファイ

画像の説明 わが林道丸のもっとも大規模なモディファイ箇所は、ミッションです。C90のミッションは3速しかありませんが、C50の3速に比べて最高速を伸ばすためか各ギアが離れぎみで、かつ1速が低すぎて使い勝手やフィーリングの面から不満に思う人が多いようです。そこで、カブMLのメカに強い方に頼んで100EX(通称タイカブ)の4速ミッションに換装してしまいました。大手術でしたが、不満は完璧に解消され、これぞC90の正しい姿であると言って良いほどすばらしいミッションになりました。4速化に関する詳細はこちらで参照できます。

リアキャリア ツーリング仕様にするにあたって、通常のカブでまずなんとかしたいのが積載量のアップです。ノーマルでもけっこう大きなリアキャリアがついてきますが、キャンプツーリングをするようになるとテントも満足に積めないことがわかります。そこで、新聞配達専用仕様の「プレスカブ」用のパーツを流用します。写真はそのリアキャリアをつけた状態です。幅が少し大きくなり、後方に10数cm延長されています。補強も入って、かなり重いものまで積載できます。ただし、この手が使えるのは丸目のカブ(デラックス)だけです。角目(カスタム)はリアフェンダーの形状が異なっているため、そのままでは大型キャリアを取りつけることができないそうですので、ご注意下さい。

前カゴ それでも足りないときは、フロントにも荷物が積めます。また、リアに重い荷物を積むとフロント過重が減りすぎて、発進時にウィリーをしてしまう、コーナーリングが不安定になるなどの弊害があるので、ある程度の重さをバスケットに入れておくのはオススメです。ノーマルについているバスケットでもいいのですが、メッシュが大きく小さいものが走行中に落下するなどの問題があります。写真はHONDAアクセス製のメッシュの細かいバスケットです。大きさは一回り大きいので、積載量もアップします。さらにプレスカブ用の超大型バスケットをつけることも可能ですが、フロント過重が大きくなりすぎ、ステアリングに影響が出るのであまりオススメできません(特に林道ツーリングではフロントがとられるでしょう)。

ベトナムキャリア もうひとつ、積載場所を作ってあります。最近はメジャーになったベトナムキャリアです。これは日本では手に入らないベトナム純正(?)のメッキ品で、知人に譲ってもらいました。薄いものを挟めるクリップが付いていて、ツーリング中に地図を挟んだりするのに便利です。

フロントタイヤ カブのタイヤはかなり貧弱です。はっきりいって、サスから下はカスです。私は林道を走るので、オフ車用のブロックタイヤを探しました。サイズ的には、HONDA CRM50用のフロントタイヤが前後に(笑)履けるようです。ただし、これは90の場合だけです。50/70ではフロントの幅がやや狭く、このサイズを履くとフェンダーの内側に干渉してしまうと思われます(実は90でも少し干渉しています。走っているうちに削れてしまうので良しとしていますが:-)。

リアタイヤ オンロード向きには、ミシュランから合うサイズのものが出ていたようですが、残念ながら生産中止になってしまったそうです。ブリヂストンからもカブに合うタイヤが出ているようです。

リアショック タイヤと同様、サスもカスです。でもフロントはどうにもなりません(テレスコピックサスに換装することも可能ですが、いろいろと弊害もあるようです)。私はカヤバのCB90用(レース仕様)をつけています。少し固すぎますが、多量の荷物を積んでも底付きしなくなりました。青いボディーも迫力があってグーです:-)

このユニットはもともと倒立タイプですが、これを正立にして装着しています。左側のスイングアームと少し干渉するためスイングアーム側を強度的に問題ない程度に少し削りましたが、ワッシャーを1枚かます程度でも大丈夫だそうです。

最初に着けたユニットは雨ざらしにして錆びつかせ、オイルシールを破ってしまったので、現在のものは2代目です。ただ、このサスは非常に硬いので、私のように林道に入るのでもない限りあまりオススメできません。現在の私のイチオシはビチューボですね。

マフラー 林道走行時の問題は、一般のオフロード車と違ってロードクリアランスが少ないところです。特にマフラーはかなり「ぼこぼこ」になります。そこで、同系統のエンジンでアップマフラーがついているマシンのものを流用してみましょう。私のカブには、北米仕様DAX(ST70)のものが付いています。これは開口部が大きいので、90ccだとちょうどいいです。音はそれほど大きくなりません。低くまろやかな音になります。なんといっても見た目の迫力があります。

取りつけに関しては少しステー等が必要ですが、あまり問題はありませんでした。レッグシールドに少し干渉するのですが、無視して溶けるにまかせてあります(笑)。サイドカバーにも干渉するので、取ってしまいました。そのままでもバッテリーにはカバーがかかっているので問題はないと思いますが、私の場合はバッテリーレスキットに換えてあります(DT200用のもの)。

現在はカブが流行していますから、カスタムショップによるリプレイス品も出ていますね。そういうものなら、より美しくつけられるでしょう。ハンターカブラが出たおかげで、純正のアップマフラーも選択できるようになりましたね。サイドカバーの上をきれいに通るようです。

ステップ ステップも林道仕様に換えてあります。といっても、そのまま付くものがあったわけではありません。モンキー用のパーツが多く流用できるカブですが、ステップ周辺についてはステップの地上高がずいぶん違うため、まったく流用はできなくなっています。そこで、ラバーのついている部分から先をカットして、モンキーBAJAの可倒式ステップの先を溶接しました。……よく考えてみたらわざわざモンキーBAJAのを使う必要はなかったんですが。

エンジンガード モンキーBAJAのエンジンガードがそのまま付きました。支持がフレームではなくクランクケースなので、あまりガードの役は果たしそうもありませんが、ないよりはましでしょう(ホントか?)。

ハンドルガード 林道マシンを名乗る以上、これは欠かせません。プレスカブ御用達のハンドルガードです。普通のOFF車用のガードより大きくて威圧感があり、ルックスは最高です。ハンドルの上までカバーするので、多少の雨でも手が濡れません。ただ、寒さ対策にはそれほど効き目はありませんので、冬場には後で述べるハンドルカバーが最適です。

また、ノーマルにはミラーが片方しか付いていませんが、長距離ツーリングには、とうぜん左にも必要です。オフ車っぽいミラーを探しましたが、カブのミラーに合う8mmネジのものはあまり選択肢がありません。かつてはナポレオンのラジカルミラーという製品を使っていましたが、あまりに緩みやすいので、現在は似たようなタイプで10mmネジのものを、8mmにするアダプタを介して使っています。

サイドスタンド ノーマルのサイドスタンドが曲がってしまったので、強化スタンドに替えました。ノーマルはステップについているので、ぶつけるとステップも一緒に曲がってしまう問題がありましたが、強化ステップはスイングアームにつくので心配いりません(今度はスイングアームが曲がったりして……)。最初はプレスカブ用のスタンドを注文してしまいましたが、普通のカブにはプレスカブのスタンドはつきません。現在ついているのはヤマハのメイトと共用の社外品です。接地部分が大きくて、大きな荷物を積んでいても安心です。

ハンドルカバー 寒くなったらこれしかないでしょう。ハンドルカバーがこれほど似合うバイクもないですよねぇ。ヤママルトというメーカーの品を付けています。内側に毛が生えてて、真冬でも夏用のグラブでへっちゃらです。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

おとかわ@鈴鹿 [リアサスをひっくり返すのは現在はOKなのでしょうか? 自分は昔ミニトレに乗ってまして、モトクロッサーの倒立サスに ..]