SUPERCUB Tourists! 〜 カブに乗って旅に出よう!

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1990-01-01 スーパーカブでツーリング!?

_ 001.jpg 1990年1月、念願の限定解除をはたし、4年乗ったYAMAHA SRX-4からDUCATI 900SSへ乗り換えました。 長年憧れていたDUCATIです、初めのうちは喜んでどこへでもこれ1台で行っていましたが、 どう考えても長距離、それも泊まりがけのツーリングに向いたバイクではありません。 春が近づくにつれて、だんだんとツーリング用のバイクが欲しくなってきました。

さて、私が考えるツーリングバイクの要件は以下のようになります。

  • 長時間乗っても疲れないこと。
  • 燃費が良いこと。または無給油で長距離乗れること。
  • たくさんの荷物を積めること。
  • 頑強なこと。また、たとえ壊れても直しやすいこと。

まぁ、ごく普通の要求でしょう。これに加えて、できればいわゆる「下駄がわり」にもなって欲しいと 考えました。やはり近所のコンビニにDUCATIで買い物に出かけるのは気が引けます:-)

当時はまだ今ほどツーリング向きのネイキッドが出ていませんでしたし、何よりもインライン4は嫌いです。 すると残ってくるのはいわゆる「ツアラー」タイプと、アメリカンa 。どちらもどうも好みに合いません。強いて言えばBMWのRシリーズが 「壊れても直しやすい」という条件以外が合致する唯一のバイクでした。 でも、もう1台外車を? ちょっと考えてしまいますな。

そんなとき、父が通勤用のスクーターを買い換え、カブ50に乗り始めました (理由はなんと「スクーターはすぐに壊れるから」。父は大のメンテ嫌いでした)。 よく考えてみると、恥ずかしいことにこの「名車」には一度も乗ったことがありません。 試しに乗ってみると、これがけっこう面白い。すごく解放感にあふれているのです。

しかも。驚いたことに上記のツーリングバイクの条件にもピッタリ合致しています。 直立姿勢で、幅広のサドル型シートにどっかり座れば、疲れ知らず。 燃費が軽くリッター50kmはいくのはよく知られています。 新聞配達を見ればわかるように、積載量にも不満はありません。 頑丈なことでは定評がありますし(父が選んだくらいですから:-)、 壊れたって街の自転車屋さんでも直してもらえる数少ないバイクです(BMWじゃこうはいかない)。 限定解除をして以来、大きなバイクしか頭になかった私には、青天の霹靂

スーパーカブでツーリング……そういうことをする人がいるのは知っていましたが、 いわゆる冒険野郎のたぐいだと思っていました。 でも、ツーリング向きの特性をちょっと伸ばしてやれば、面白いことになりそうです。 BMWとカブをはかりにかけるのもおかしな話ですが、ま、いいじゃないの。 さっそく、国内最大排気量(当時)のカブ90を購入しました。

いざ。