2006-11-19
_ Last Run
毎年恒例のCafe Cub Meeting、カブを手放すと決めたので、今回で最後の参加になる。雨が降るということなので、普段BMWに乗っているのと同じ服装をしたが、カブに乗るにはあまりに重装備で不釣合いなので(笑)、もうちょっとライトな感じにした。
青山のホンダウェルカムプラザは、つい先ごろリニューアルしたばかりで、本田宗一郎生誕100周年記念展示になっていた。受付開始から遅れること30分ほど、新車が一台も展示されていない異様なショールームの前に、到着。すでに80台を超えるカブが並んでいた。
「引き取り手募集中」の看板を出して、何人かと話をしたけど、なかなか引き合いはないもんだ。古いせいもあるけど、パーツで欲しいと言われて困ったり(来場者がみんな自分のカブを持っているのだから当然ではあるが)。パーツを持っていかれたら、残った部分がますます引き取り手がなくなってしまう。
トークイベントは現役開発者ということで、なかなか面白かった。日本が特殊な市場になったしまったために、カブを進化させることができない歯がゆさみたいなものを感じた。たぶん彼らは、海外向けのカブを開発しているときのほうが楽しいんじゃないだろうか。
帰り際、会う人会う人から「来年も林道丸で来てね」と言われる。いやいや、それはないから。20年後くらいに、インジェクションになって、(安直なテレスコ化じゃなくて)革新的で安価な新型サスペンションを搭載したカブが出ていたら、戻ってくるさ。