1992-05-05 ああ、憧れの剣山林道篇[11]
_ 07:30
ダイアン、とうとう最終日だ。11日の長期キャンプは新記録なだけに、感慨はひとしおだ。5:00に起きて早めに帰るつもりだったのに、目が覚めたら6:00だった。このキャンプ場は実に寝心地がいい。そのためだろう。風はおさまっていないが、西風……つまり追い風だ……になるので、心配はいらないと思う。うす雲がかかってて、太陽が出てない。少し寒い。そよ風が吹き続けていたせいか、テントは完璧に乾燥している。これなら、家
に帰ってから干す必要もないだろう。
_ 11:00
静岡のモスバーガーで昼食にする。デイル・クーパーとしてはドーナツにすべきだったかもしれないが、ハンバーガーの方がエネルギーになると考えてこうした。実に10日ぶりの都会の味だ。通れる限りの有料道路を通って、かなりのハイペースでとばしている。この調子だと、ダイアン、15:00着の目標は達成できそうだ。
_ 15:00
ダイアン、我が家に帰ってきたときの達成感がどれほどのものか、とても口ではいい表せない。しかし、今回は走りすぎた感がある。しばらくの間、林道はもうたくさんだ。だが、征服できなかった林道が、まだ何本も四国には残っている。復讐の時は近いうちにくるだろう。
さっそくCubを洗車した。Fフェンダーが大きく割れているのを発見。一昨日の点検では気づかなかったが、どこで割れたか想像もつかない。犯罪の匂いがする。