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2005-12-16

_ 「赤いMD問題」に関するまとめ(3)

CycleTonyさんにお呼ばれしたので、おそらく彼が指していると思われる記事(郵政カブのカフェカブ参加規制問題について(私の考え))を拝見しました。直前に脅迫めいた言葉とともにブログに来ないでくださいと言われていたので自粛していたのですが、こんどはご本人からのお誘いなので、読んでもいいのでしょう。おそらく今回は、TrackBackをしても削除されないのではないかと信じます。

たいへん興味深い記事だと思います。しかし残念なことに、人名がすべて伏字な上に、公開された情報が何ひとつないので、どこまでが真実で、どこからがCycleTony氏による想像なのかが判然としません。人名を伏せたのはCycleTony氏なりの配慮なのだと思いますが、少なくともA氏、N氏、T氏、W氏、X氏およびZ氏は状況からすぐに誰だかわかってしまい、あまり伏せた意味がないように思えます(もちろんT氏は私ですね)。まぁいいでしょう、お付き合いすることにします。

アンダーグラウンドなBBSの存在について

始めに「Z-BBS」なる郵政カブ(MD)のいささか後ろ暗い部分に関して語り合うBBSの存在について語られています。私もZ氏からこのBBSの存在は伺っています。

おそらくCycleTonyさんは勘違いされていると思うのですが、私はこのようなアンダーグラウンドな活動を否定するものではありません。誰しも制服職業に対する憧れは持っているものだし、郵便局員の装備を入手して鏡の前でにんまりする愉しみは、あってもかまわないでしょう。それこそ、それを止める権利は誰にもありません。本人たちが自分たちの行為をアンダーグラウンドなものだと自覚し、表に出てこないのであれば、それは十分に大人の趣味です。

しかしながら、そのような密かな愉しみが、白日の下に出てきたとしたらどうでしょう。それが違法でないというだけの基準で判断し、表立って活動する(例えば赤く塗ったMDをブログに載せるとか、公道を走るとか)のは、越えるべきではない境界をまたぐ行為だろう、というのが私のスタンスです。この件についてはまたあとで述べます。

ともあれ、そういう意味で、アンダーグラウンドな情報はアクセス制限のかかった場所でやりとりするという方針をZ氏が採用し、運営していたということは、褒められこそすれ、別に非難されるものではないと思います。しかしながら、そのような閉鎖的な場所でなされた議論を、なんらかの事実であるかのように扱うのは(そこにアクセスできない人に対して)フェアではないと思います。

カフェカブミーティングの告知文について

カフェカブへのMD参加制限について、さまざまな政治的な圧力がある中でA氏が取った行動は決して非難されるものではないと思います。しかし、日本中のMDユーザがZ-BBSに集っているわけではないのに、そこで何かを取り決めたことにするのは賛成できません。実際、supercub.net上で非難をしていた人たちの中には、Z-BBSの存在すら知らない人が混じっていたでしょう。

MLへの投稿でも述べたように、情報を秘匿することはかえってマイナスイメージにつながる時代です。さまざまな企業が、顧客に対して不必要な秘密を持ったがゆえに非難され、評価を落としています。今回は、あとからとはいえ理由がきちんと開示されたことで、むしろ無用な怨恨を残さずに済んだのではないでしょうか。

それから、CycleTony氏の記述に誤りがあるので、ここに訂正しておきます:

「去年のカフェカブの赤いMDがいけないのでは?」というコメントも付くようになり、Zさん 一行への誹謗中傷を書く者もいた。

実ハンドル名を記しての誹謗中傷をも削除もせず、 ML主催者・Tさんは「MD参加NGには納得がいかない」 ようで05/10/15には「カブML」で「理由を示せ」という文章を出してきた。

コメントが事実なのか誹謗中傷なのかかどうかの判断は、私にはできません。ご本人からそのような申告があれば即刻削除します。これがごく常識的な判断基準だと思いますが。だいたい、CycleTony氏自身は、中傷記事を訂正するよう求められてもなんの対応もしない方です。そういう方がこういう指摘をすること自体に矛盾を感じます。

さらに、私は「MDの参加NGに納得がいかない」などとは書いていません(ML記事参照)。しいて言えば「理由が開示されないことに納得がいかない」もしくは「当初の理由付け(市販車でないから)は筋が通らない」です。両者には大きな隔たりがあります。この部分はCycleTony氏の想像でしょうが、ちょっと妄想がすぎますね。

カブMLでの騒動について

わざとかどうかわかりませんが、CycleTony氏の記事では話が前後しています。順序としては、

  1. Z-BBSにCycleTony氏が好ましくない書き込みをし
  2. Z-BBSから締めだされ(MLへの誤投稿)
  3. 私が公社からの回答をMLに投稿

です。Z-BBSを締め出された理由はCycleTonyさんが書かれているのと違う話を伺っていますが、ここで述べるのはやめましょう。いずれにせよ、MLに公社からの回答が出た時点で、すでに心中穏やかではなかったと推察されますが、いかがでしょうか。

MLで騒ぎが盛り上がったのは、CycleTony氏が自身の赤いMDの写真を貼ったブログの記事を投稿したのがきっかけのひとつですし、Z-BBSが移動したのもCycleTony氏の書き込みがきっかけです。ご本人には自覚がないようですが、今回の騒ぎの中心に彼がいるのは間違いないでしょう。

それから、以下の記述は間違っています:

ですから、別に言い争いになって逃げたのでは決してない。 「逃げた」とTさんやWさんから私のブログのコメントで言われて、大変驚いた。

私はCycleTony氏のことを指して「逃げた」などと言った記憶はありません。だいたい、CycleTony氏のブログにコメントしたことはないはずです。TrackBackはしましたが、その元記事にもそのような記述はありません(「脱退した」と書いてあります)。私の記憶違いかもしれませんが、なにしろCycleTony氏は自身に批判的なコメントは削除されてしまうので、なんとも。

それからCycleTony氏はどうも私を氏の掲示板に誘導したくてしかたがないようですが、上記のように批判的なコメントは次々に削除される方ですから、自分の書いた意見が氏のいいように捻じ曲げられる恐れがあるため、とてもではありませんが書き込む気にはなりません。すべての批判を真摯に受け止める方であれば、掲示板上でも議論ができるのですが、そうではない以上、自分の意見は改竄される恐れのない自分のブログ上に書くしかありません。

最後に 〜MDに乗り続けるためには〜

先に、アンダーグラウンドの愉しみが表に出てきてしまうことの問題について書きました。

Z-BBSに集い、あまりおおっぴらにできない趣味に関して密やかに情報交換をしている方々は、とても大人だと思います。自分たちの行為が、(仮に違法ではないとしても)あまり世間的に褒められたものではないことに自覚的です。しかも、自分たちの行為が公になることが郵政公社を刺激して、「将来MDに乗れなくなるかも知れない」という危機感を強く持たれています(Z氏からそう伺っています)。カフェカブへの参加自粛は、そういう遠い将来を見据えた判断であり、単に「A氏やN氏に悪いから」という矮小な理由だけではないと思います。

赤いMDに乗り続ける人が自らの主張のよりどころにしているのは、「赤いMDに乗ること自体に違法性はないし、郵政公社にはそれを止める権利がない」というものです。それはその通りなのですが、この論点には重大な見落としがあります。それは、郵政公社が「MDの生殺与奪権を握っている」ということです。

公社には、MDを払い下げる(正確には「売り払う」)義務はありません。社会的にMDが好ましくない使われ方をしていると判断したら、公社はすぐさま払い下げを取りやめることができます。我々ユーザは、そのことに対して何か言う権利を持っていません。つまり、公社払い下げのMDを購入するという行為は、普通のバイクを買うのとは違い、対等な商行為ではないのです。

この先もMDに乗る愉しみを享受したいのであれば、公社の出した条件に従うのが「大人の判断」というものでしょう。法的な権利ばかりを主張するのは、将来を見通す力に欠けた、子供じみた行為ではないかと思います。

今回のカフェカブでは、みごとなパールホワイトに塗装された美しいMDが(MDとは気づかれずに)うっかり紛れ込んでしまった上に、人気投票で賞まで受けてしまい、この騒ぎを知る人たちの失笑を買っていました。しかし私は、あのようなMDが、白日の下で、大手を振って楽しめる世の中であったらいいな、と思います。そのためには、アンダーグラウンドな愉しみと、そうでない愉しみの間には明確な線引きが必要であり、それは公社の出した基準が適当だろう、というのが私の一貫した主張です。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

CycleTony [今回はずいぶん冷静ですね。まだ思い込みや勝手な解釈がありますけど。(^^; 批判コメントをすべて削除しているわけでは..]

CycleTony [忘れてました。 「Z-BBSにCycleTony氏が好ましくない書き込みをし 」とありますが、それは全く思い当たりま..]

ただただし [お気づきでないようなので指摘しておきますが、「私は」いつでも冷静です。思い込みや勝手な解釈については具体的に指摘して..]


2005-12-11

_ 「赤いMD問題」に関するまとめ(2)

昨日書いた「赤いMD問題」に関するまとめを、cycle tony氏のインターネットとカブへTrackBackしたのだが、案の定、削除された。そのくせ、私に対する返答とおぼしきコメントが残っている。どうも、自分に都合の悪い情報は徹底的に隠蔽したいようだ。見たくないものを見ずに済まそうとするのはかまわないのだが、中傷表現は修正してもらいたいものである。これは名誉毀損だ。

彼はしきりに「たかがカブ」と書いているが、この慣用句は通常、「されどカブ」と続く。カブ乗りたるもの、誰もが「たかがカブ」ということなど百も承知だろう。その上で「されどカブ」と思い、愛情を込めて乗り続けているのだ。彼は(「されどカブ」と続けることなく)「たかがカブ」と繰り返すことで、みずからカブへの愛情のなさを暴露している。一人のカブ乗りとして、残念に思う。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

Before...

ただただし [TrackBackはそもそも、許可など得ず勝手にするものです。自分のブログで「俺ルール」を制定するのは自由ですが、そ..]

CycleTony [自分の意気がかかったところでないと発言できないんですね。 良くわかりました。 貴方に会ったときに言ったように、関わり..]

ただただし [わぁ。こんどは脅迫だ! 警察に通報した方がいいかなぁ!?]

CycleTony [これが脅迫になるか警察にメールでも打って聞いてみればどうですか? お好きでしょう、そういうのが。]

CycleTony [貴方の知らないことを書いたので、興味があればブログへ。]


2005-12-10

_ 「赤いMD問題」に関するまとめ

今年(2005年)の青山カフェカブミーティングにて、MD(郵政カブ)の参加が禁止された件を発端として、スーパーカブメーリングリスト(以下ML)でMDに関する議論がなされました。その中で、郵政公社が明確に禁止している「払い下げられたMDを赤く塗装する行為」に対し、ひとり反対の意見を主張するcycle tonyなる人物がいました(現在はML脱退済み)。

その後いろいろありましたが、私(ただただし)は彼のことは放置し、MDコミュニティの自己浄化に期待する立場をとっていました。しかし彼が先日、自分のブログにおいて「インターネットとカブ」と題するエントリーを公開し、その中で事実を隠蔽したまま印象のみを述べることでMLのメンバーを中傷するに至り、これを見過ごすわけにはいかないと思いました。私一人ならばいいのですが、まるでMLに集う人々すべてに問題があるかのような書き方で、たいへん悪質です。

そこで、ここに事実関係を明らかにしておくことにしました。文中「cub09616」のようなリンクは、実際にMLに投稿されたメールへのリンクです。

事の発端

カフェカブ開催のお知らせ(cub09616)がMLに流れ、今年からMDが参加できないことが初めて公にされました(のちに一部のMDオーナーには事前に打診があったことがわかります)。

この件についてさまざまな憶測が飛んでいることを知った私が、理由の開示を求め(cub09617)、結果として事務局より「郵政公社からの要請である」旨の回答が得られました(cub09618)。

「赤いMD」の可否に関する議論

事務局からの回答に対しcycle tony氏から私見が出されます(cub09619)。メールにはられた彼のブログの記事(MD参加規制について私なりの考え)からは、赤く塗るのは所有者の自由だが、郵便局の備品やマークははずすべきだという彼の主張が読み取れます。

それとは関係なく、事務局の回答に対し、私が投稿したのがcub09620です。この中で私は、以下のような主張をし、他のMDオーナーからも賛同を得ています(cub09622cub-9627):

  • MDは一種の「制服」である
  • 法的な規制がなくても、「制服」の持つ記号性を社会として保護すべきだ
  • MDを赤く塗って乗るのはやめよう

その後私は、cycle tony氏のブログを引用し、一般人が赤いMDに乗ることのリスクを想像したことがないのではないかと指摘します(cub09625)。これに対し、cycle tony氏が反論しますが(cub09628)、スギヤマさん(cub09629)や私(cub09630)から再度反論されます。

私やスギヤマさんの論旨は、端的に言えば「赤いMDを放置すれば、将来我々がMDに乗る楽しみ自体を奪われることになりかねないので自粛しましょう」ということです。これに対する賛意もありました(cub09631)。

これに対し、ふたたびcycle tony氏が反論を試みます(cub09633)。論旨は「公社の言うことを聞かなくてはいけない法はない(だから赤く塗るのは勝手だ)」「犯罪に使われたらというが、単なる仮定の話(だから聞く耳持たない?)」というものです。

その後、ちらほらと他のメンバーからの意見が出ています(cub09634cub09635)。MDコミュニティ内でもいろいろ議論がされていたようですが、私の耳には入ってきていません。

郵政公社への問い合わせ

この間、私は、議論する上で不確定な要素を排除するため、郵政公社に問い合わせをしていました。その結果が出たのでMLに投稿します(cub09638cub09640)。この結果、以下のことが明確になりました:

  • 公社は払い下げ時に(業者に対して)赤く塗装することを禁じている
  • 赤いMDが犯罪に使われる可能性を危惧している
  • 払い下げ車両が犯罪に使われた場合、払い下げ自体をやめる可能性がある

結果として「赤いMDを自粛しよう」と呼びかける主張の、裏が取れたことになります。

さらに自粛に賛同する意見が出ていますが(cub09639cub09642)、必ずしも多数のメンバーが議論に参加しているわけでもなく(MLの議論というのはそういうものですが)、cycle tony氏のさらなる説明によって賛同者が現れる可能性はなきにしもあらずでしたが、この時点で彼は一言も発言することなくMLから脱退しています。

カフェカブにて

その後、実際にカフェカブが実施されるに至り、(MDでない)カブで参加されていたcycle tony氏から面談の申し入れがあり、何人かのMLメンバとともにお会いしました。基本的には上でやり取りされたことの蒸し返しでしたが、彼のスタンスの一面が明らかになったやりとりがあったので会話風に再現しておきます(CT = cycle tony氏):

CT: 私の楽しみを邪魔しないでください。楽しくやれればそれでいいんです
私: あなたの行為が、他の人の未来の楽しみを奪うかも知れないんですよ
CT: 知ったことではありません
私: もしあなたのMDが原因で犯罪が行われたらどうするつもりですか?
CT: 謝りますよ(笑)

つまり彼は、自分がいま楽しければ将来誰が迷惑を被ろうと気にしないし、いま何かアクションをとる気はない、と公言したことになります。

まとめ

以上を見ればわかるように、MLで行われたのはMDの将来を憂う、真摯かつ論理的な議論でした。実際、議論に参加している人のほとんどは、真剣にMDの将来を心配し、この先もずっとMDに乗り続けられる未来を希望していました。そうでないのはcycle tony氏だけで、彼はMDが今後どうなろうと気にもしていません。

たしかに少々堅苦しい議論だったので暖かみは感じられなかったかも知れませんが、cycle tony氏が書かれているようなエキセントリックさなどかけらもないし、恫喝もいっさいありませんでした(あったのは「お願い」だけです)。彼に賛同する意見がひとつも出なかったことで、彼は自分が疎外されたと感じているようですが、MLのメンバーの目的が彼を疎外することになどなかったのは明らかです。

今回はcycle tony氏のブログにおける誤りを明確にし、MLメンバーの名誉を保全するために、事実を列記するにとどめました。cycle tony氏がこれを読んで、中傷表現を改められることを希望します。この件については個人的な意見もありますが、時間がとれればいつか書こうと思います。

本日のツッコミ(全27件) [ツッコミを入れる]

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ただただし [なんでまたコメントがついてるのかなー、と思ったら、そうか、また11月が近づいて来たんですね。まだモメてるんですか、そ..]

はち@ [郵便屋も一般企業になりましたね。赤いMDの問題も多少事情が変ってきましたね。 私はサイドカバーだけ白の赤いMDユーザ..]

普通のC50ユーザー [郵政マークを外したり郵政レッド以外のカラーにすれば 問題はないでしょう? MDは制服だという認識なら何故、廃棄しない..]

普通のC50ユーザー [MDを所有している責任問題はオーナーの問題であり 取り締まる側でもない人間の主観で圧力をかけたり 排除するのは賛同で..]

ただただし [みなさん、すでに更新を止めたブログの、それも2年も前の記事のコメント欄で意見を述べても、読んで欲しい人には届きません..]