SUPERCUB Tourists! 〜 カブに乗って旅に出よう!

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2001-05-26 伊豆半島ミステリーツアー[1] 厚木〜小田原

_ 前口上

ここに掲載したのは、2001年春にSUPER CUBメーリングリストのメンバーとスーパーカブでツーリングに出かけたときの記録です。

ヨーロッパをカブで周回中のTAKUさんスイスの林道で遭難しかかった話を読んで、メーリングリストでうっかり「うらやましい」なんて書いてしまったんだけど、どうやらヤツに聞かれていたらしい。まったく、誰もいないと思っていても、どこかでどこかで……つーか、ヤツって誰?

秋の林道ツアーは、寒いわ、参加者は少ないわでダメダメなので、今回は恒例の「春ツー」こと「カブメーリングリスト春のツーリング」に、林道コースを設定。行き先は伊豆半島。実は近所なのにもかかわらず、伊豆の林道には行ったことがないのだ。春ツーには総勢9人の参加者があったが、林道組はおれとKentさんの2人だけ。相変わらず寂しいが、今回に限って言えば、シロートさんがいなくてよかった。いや、ホント。

地図はツーリングマップルの関東、主要な林道は11、12ページに載っています。一泊ツーリングですが、林道に入ったのは往路のみなので、復路のレポートは書いていません(単に帰ってきただけだし)。

_ 07:30 厚木デニーズ

Kentさんと待合せ。天気がいいのでツーリングに行くバイクが多い。特に目立つのがビッグスクーター。ホントに流行ってんな。せっかくの単気筒なのにオートマなんて、もったいないと思っちゃうんだけどね、おれ的には。せめて赤い車体なら金田気分が味わえようものだが、なぜかみんな白かシルバーばっかりだし。

朝食をとって、出発。R246を西へ。今日、林道ルートで宿を目指すのはこの二人だけである。

今日の二台前から見ると良く似たKent号(左)と林道丸(右)

_ 09:00 小田原

途中、オンロード組の待合せ場所である伊勢原デニーズに一台リトルカブが止っていたので手を振ってみたけど、誰かはわからず。

秦野から南下してR1へ。小田原を過ぎて早川の手前で、後ろを走るKentさんが呼び止めるので何かと思ったら、マフラーが派手に振動していると言う。見てみると、なんとマフラーのステーがポッキリ折れている。林道丸はDAXのアップマフラーを無理矢理付けているので、ステーはバイク屋にあった適当な鉄のプレートでぶら下げてある。そのプレートが、途中できれいに折れている。当然、このまま走るわけにはいかない。これで林道に入ったら、エキパイの根元からポッキリ折れること間違いなしだ。

慌てて雑貨屋を見つけ出し、針金を購入。小田原市内で気付いてよかったよ。伊豆半島に入ったら、こう簡単に店は見つからなかっただろう。車載工具のプライヤーのボルトが行方不明とか、多少トラブルはあったけど、Kentさんの助けでなんとかなった。応急処置のわりにはなかなかいい感じ。

修理後修理前修理前(左)と修理後(右)

修理完了後、高らかに宣言する。今日のトラブルはこれで打ち留めだと。あとは楽しい林道が待ってるだけさ♪ ……もちろんこれは予兆に過ぎなかったわけだが、この時点では知るよしもない。

しかし、怪我の功名と言うか、この「針金マウント」はなかなかいい。今まで特定の回転域でかなり不快な振動があったんだけど、針金で吊ったらだいぶ静かになった。やっぱ、リジッドマウントには色々と問題があるんだのぅ。直さないでこのままにしておくか(笑)。