SUPERCUB Tourists! 〜 カブに乗って旅に出よう!

«前日 最新 翌日» 編集
RSS feed

1996-12-01 番外篇:Cub's Meeting見聞録[2]

_ 06:00

最初はそこそこ薄着で寝てたんだけど、寒さで目が覚めるたびに服を着込む。冬のキャンプでは、眠りはどうしてもとぎれとぎれになる。4:30ごろ、最後のパーカーを着てしまい、「あと30分寝たら起きて出発しよう……」と考えてふたたびシュラフの中へ。が、たいしてたたないうちに例の集団が騒ぎ始める。「おいおい、5時から活動開始かよ。まぁいいや、いい目覚ましになった、起きようっ」と思ったらなんと6時(笑)。この寒さの中で、まさか寝坊するとは思わなかったぞ〜。こりゃ遅刻確実だ〜。

_ 07:00

慌てて撤営して、出発。なんか、寒すぎて気持ちが悪いような……。R23をこのまま進んで、R1との合流地点までいくつもり。風は相変わらず強い。寒い!! でも、田舎町って感じ交通量は少ないので、風に飛ばされても大丈夫だよ〜ん(そういう問題ではない)。

_ 08:00

知立バイパスという道にはいる。同じR23でもこっちはぜんぜん違う、なんだこれ、高速道路じゃんか。でも、原付が禁止されてるだけで、小型二輪はよさそう。自信ないけど……途中でCD70を抜いたから大丈夫だろう(お互いにそう思ってる可能性あり)。とにかく、そんな三車線も四車線もある東名高速よりよっぽど立派な道路を60〜70km/hでぶっとばす。これくらい出してないと抜いていく車との速度差がありすぎてかえって危ない。距離が稼げるのはいいけど、すげー怖い。名古屋人、なに考えとんねん。

8:30、やっとR1に。とつぜん道が細くなり、交通量も激減。ああ……のどかだ……。このままR23を行っちゃった方が近かったけど、このままじゃ神経が持たんわ。

_ 09:00

♪せくしゃ〜る、ばぁ〜いおれ〜っと。って唄ってる場合じゃないですよ、の桑名。あーあ、遅刻しちゃったよ。とほほ。まぁ、遅れていってもなんの問題もないんだろうけど、遅刻するとなんか悔しい性格なので。

_ 10:00

鈴鹿。いやー、やっと着いたよ。結局1時間遅れか、ちょうど寝坊した分ですな(笑)。周辺はやはりホンダのディーラーが多いし、走ってるのもホンダが多いような。そういえばこのカブも、たぶん(最後の)鈴鹿生まれだと思った。期せずして里帰りになったねぇ。家からきっちり400kmだ。

Cub's Meetingの会場は鈴鹿サーキットのホンダコレクションホール前の駐車場。あるわあるわ、これ、全部カブか!! ともあれ、Meetingのレポートはこちら(写真ばっかり、手抜きです:-)。Cub-MLの鷲谷さんや杉山さんに会ったり、開発者の方に無茶な要望を出したり、人間らしいメシを食ったり(笑)、いろいろしました。しかし寒いな〜。

_ 14:30

各種表彰がほぼ終わり(何ももらえず。とほー)、くじ引きやじゃんけん大会になだれ込みそうな気配になったので、そろそろ帰ることにする。最後までいたら鈴鹿市を出る前に日が暮れてしまいそうだ。ここで帰るとCR110のエンジン音を聞き逃すことになるけどしかたがない。風を避けて、コレクションホールの中で帰りのルートを検討。んー、やっぱ来た道をそのまま帰るのって面白くないよなぁ。南に下って、鳥羽からフェリーで伊良湖に渡る例のコースにしよう。てわけで、R23に戻る。風が強いぞ〜、流されるぅぅ〜。

_ 16:30

まだまだ寒いけど……もういいかげん慣れたよ(笑)。意識すると「ああ、寒いな」って思うんだけど、走ってるときはひたすら前を見てアクセルとブレーキにだけ意識が集中してるから、もうなんにも感じない。途中からは風も弱まって、快調に飛ばしまくる。そういえば今回、初めて伊勢・志摩スカイラインが自動車専用道だということが判明。でも私、この道をこのカブで走ったことが何度もあります(笑)。料金所のおじさんもちゃんと通してくれました(おいおい)。でも知ってしまったらもう走れないんだなぁ。寂しい……。

というわけで鳥羽到着。もう進めませんな。ここは海岸沿いの寒風吹きすさぶキャンプ場しかないのを知ってるから、さくっとビジネスホテルに宿泊を決める。朝飯なしの素泊まり。さすがに今日もキャンプってのはつらいだろうな。冬のツーリングは、時々リラックスできないとダメだなー、やっぱ……ってもうしないって(ホント?)。

何はなくとも、とにかく風呂。風呂風呂風呂。あ〜、あたたかい〜、この世にこんな暖かいものがあったのか〜。からだが溶ける〜、このままおれが行方不明になったら、風呂で溶けて太平洋に流れちゃったと思ってくれぇ。風呂から上がったら、ミソカツ食って(このへんは名古屋文化圏)、あとはただ寝る。明日は一番のフェリーで伊良湖に渡るのだ。